H.I.S.×三重県 食の海外展開に係る戦略的連携協定を締結 日本の戦略商材をグローバル市場に拡販する商社事業に着手|株式会社エイチ・アイ・エスのプレスリリースより
こんな衝撃的なプレスリリースを目にしました。
HISは、旅行会社ですよね…??お茶とみかん??
プレスリリースを読むと、どうやらHISは「商社事業」を始めたみたい。
HISの商社事業とは?お茶とみかんとは!?
ちょっと気になったので調べてみました♪
HISとは
株式会社エイチ・アイ・エスは、従業員数1万人以上(グループ会社含む)、現在世界69か国164都市264拠点(10/31時点)のネットワークを持つグローバル企業です。
創業は1980年。創業者の澤田秀雄さんは、机2個と電話1本で会社をスタートさせたそうです。
そこから始まるサクセスストーリーを書きたいところですが、今回はお茶とみかんなのでご了承くださいm(_ _)m

ひーこ
去年世間をザワつかせた違法残業の話も割愛しますよ~
そんな話題豊富なHISは、その後2010年に経営難のハウステンボスを買収、2015年にはロボットがおもてなしをする変なホテルを開業など、旅行以外の様々な事業も行って来ました。
旅行事業
ホテル事業
地域事業
ロボット事業
エネルギー事業
保険事業
・・・などなど

ひーこ
「変なホテル」は2021年に仙台にも出来るよね♪
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三重県との商社事業とは!?
様々な事業を行ってきたHISですが、今回は三重県とコラボして三重県の食品を世界に販売するという事業を始めたようです。
お茶もみかんどちらもHISが自社の海外ネットワークを活用し、三重の産地・生産者を世界に繋げるという内容です。

ひーこ
お茶とみかんをチョイスしたのは、世界で需要があるからなんだろうね。
お茶の輸出販売
プレスリリースによると、HISは三重県の抹茶をアゼルバイジャンのシリン社へ輸出販売をし、シリン社がそれで抹茶チョコレートを生産し、欧州や中東諸国へ販売をするとのことです。
みかんの木グローバルオーナー
これは、海外からみかんのオーナーを募集することにより、みかんの売上保障を行い、みかん農家を支援するというしくみです。
そして、オーナーにはみかんの加工品をお届けし、三重のみかんの海外でのブランド化を目指すというものだそうです。
HISと「食」
世界の食関連市場はどんどん成長しており、2030年までに1,360兆円規模にまでなると言われています。
そんな巨大市場に突如旅行会社が乗り込んでいくのだからスゴイですね。
ところでHISが「食」に関心を持ち始めたのはいつなのでしょうか?
色々さかのぼって調べてみたところ、ハウステンボスの植物工場にたどり着きました。
ハウステンボスの植物工場
2015年、HISはハウステンボスでほぼ無人の植物工場を導入しました。
社員1人で1年中休まず稼働出来るそうです。
作っているのはクレソンなど葉物野菜10種類ほどで、採れた野菜は園内の「健康レストランAURA(オーラ)」のサラダバーなどで提供されています。
2016年の産経新聞の取材に対し、澤田社長は「世界一、生産性の高い植物工場を本格的に作りたい。近く設計に入り、2年ほどかけて建設する」と答えています。
参考:ハウステンボスに植物工場 観光ビジネス都市に向け計画 - 産経ニュース
記事によると、ハウステンボスの「農業への参入は、日本の食料自給率(カロリーベース)が39%と先進国で最低水準であることが背景にある。」と、あります。
やはり、このころから「食」に関心を持ち始めたのではないかと思われます。
また、記事にはハウステンボス内は私有地なので様々なロボット実証実験をやりやすいといったことも書いてあり、「ハウステンボスでそんなことしてるのか…」とちょっとドキドキしました(笑)
まとめ
HISが新たに取り組む商社事業とは、自社の海外ネットワークを使い国内の産地・生産者を世界と繋げ、日本の輸出販売を強化するというものです。
今後のHISの事業展開に目が離せないです(≧∇≦)
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