こんにちは、ひーこ(@hiiko_sendai)です。
宮城にお住まいの方で、河北新報を購読している方は多いと思うのですが、河北新報朝刊に掲載されている小説を読んでる方って、どのくらいいるのでしょうか??
現在連載されているのは「再建の神様―絆を求めて」(江上剛・作)という小説で、2020年7月4日現在で194話とストーリーはかなり進んでいます。
ここまで話が進んでくると、突然「明日から読んでみよう」という気にはなかなかなれないですよね^^;
というわけで、今回は「再建の神様」のこれまでのストーリーを漫画にしてみました。
人と人との絆を感じられる素敵な小説なので、明日から読んでみようという方が1人でもいれば良いな~と思って描きました^^
それではどうぞ☆
追記:「再建の神様」は現在は連載終了となっています。
「再建の神様」あらすじ
主人公の春木種生の名前は、実在した早川種三から一文字貰って名づけられました。
作中にはこの早川種三の数々の企業再建のエピソードが登場します。
種生は神奈川の地方銀行に勤めていましたが、パワハラ上司からの圧力で無茶な融資をしてしまいます。
その結果、苦しかったお客さんは更に苦しくなり、自らの命を絶ってしまいました。
パワハラ上司は知らんぷりでしたが、種生は葬式に参列します。しかしそこで遺族に追い返されてしまいます。
それから程なくして種生は銀行を退職します。
その後尊敬する早川種三の出身地である仙台へ行ってみようと、東北新幹線に乗ります…
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新幹線で早川種三の本を読んでいると、隣に座った人物から話しかけられます。
その人物こそが渋沢英二。渋沢栄一みたいな名前ですよね。
渋沢はとある温泉宿を再建するために会津へ行くと言います。
一緒に来ないかと誘われ、迷った種生は…
「やわらぎの宿」を再建しようとする渋沢と共に頑張ることにした種生。
やわらぎの宿の再生を過ちを犯してしまったことへの償いと考え、熱意を持ってやわらぎの宿で働き始めます。
いつかやわらぎの宿に、あの命を絶ってしまったお客さんの遺族を招待したいという夢を抱きながら…。
しかし種生のそんな想いとは裏腹に、やわらぎの宿はとにかくトラブル続き。
まず、3つの経営破綻した宿が合併しているので、各宿の経営者・従業員達の心を一つにしなければなりません。
更に取引先や、やわらぎの宿がある川の湯温泉の観光協会ともトラブルが勃発し、一時は渋沢が行方不明になることも…(旅に出ていた)
様々なトラブルを乗り越えてきた矢先に…
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東日本大震災が発生しました。
渋沢の決断で、やわらぎの宿は被災して困っている方々を受け入れることにしました。
避難している人々にラジオで受け入れの呼びかけをすることになり、種生がラジオの原稿を書くことになりました。
その原稿の最後はこのように締めくくられていました。
「私たちは、同じ船に乗っているのです。同じ福島という船に乗っているのです。今こそ、一緒に船を漕ぎましょう。助け合って、この苦難の波を乗り越えましょう。必ず乗り越えられます」
ラジオを聞いた、沢山の避難者がやわらぎの宿へやってきました。
そして、今までトラブルとなっていた取引先や観光協会の人とも協力し合えるようになってきます。
物語は、これから「放射能」や「風評被害」などの見えない敵と戦っていくことになります。
種生や渋沢、そして福島の人々みんなで漕ぐ船は、果たしてどこへ辿り着くのか…!?
会津の「こづゆ」
「再建の神様」のあらすじをご紹介しましたが、いかがでしたか??
ちょっと余談ですが、作中に度々会津の郷土料理「こづゆ」が登場します。私はこづゆが登場する度に食べてみたくなるんですよね…(笑)
会津若松市の公式インスタグラムにこづゆの写真と説明が載っていました。おいしそうですよね~♡
おうちでも作れそうなので、今度作ってみようかと思います^^
おわりに
再建の神様は、「地方再生」「その土地を愛する心」「人と人との絆」などを感じることが出来る暖かいストーリーです。
是非河北新報を購読されている方はご覧になってみて下さい^^
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☆★せんだいマチプラ★☆
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